ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

考えごと

ノスタルジアの材料集め

今朝、こないだいただいた音源を聴きながら、身仕度や荷造りやなんやらしていた。 じわじわと減らしていた冷蔵庫の内容物もきれいに昇華。 玄米ごはんと納豆、しょうがとたまねぎとわかめのお味噌汁。こういうものがしみじみとおいしい。 で、いただいた6分…

ノスタルジアはどこにあるのか

写真整理してたら、あちこちの空。 韓国、地元でお散歩、いまのおうちから。 写真の整理なんてするから ノスタルジックでセンチメンタル。もー、参っちゃうね。笑 最近の精神のおだやかでたおやかなことときたら、もう驚くべき、ってレヴェル。 マイブーム、…

この忘れてしまいそうな日を覚えていよう。

朝イチ仕事で、意外にもはやくことが進み昼過ぎには終わって、帰宅。 絵の具の乾きを待ちつつ、ソファベッドはじめて倒してマットレス化して読書。 薄曇りの日のすずしい微風と 夏仕様の薄着と ようやく胸元まで伸びてきた髪と 適度にひんやりした合皮のマッ…

言葉考

言葉には 重ねれば重ねるほど本意に近づいていく性質と 重ねれば重ねるほど真意が塗り固められていく性質がある。 思ってもいなかったことを訊かれて、とっさに紡いだ言葉が、とんでもない繕い物なときも、それしかない真意なときもある。 言葉すべての定義…

明滅の鉱石。 飛ぶ一等星。 指先の銀河。 こいのうたい。 緑陰の煌めき蟲。

震災に関して----「その話し合いをしておこう。」

6月も半ばです。 三ヶ月が、経ちました。 ちょうどあの日、ニ件の展示をしていた私は、原宿のギャラリーで、地震に遭いました。 帰れなくなりましたが、運良く出逢った友人のところに、友人と泊めてもらいました。友人たちといられたので、心淋しくはなかっ…

この肉体が

この肉体があのことのためにあれば良い っておもう。 それを愚かしいと思うのか 美しいと思うのか そういうの考えるのは外側なので どうしたらそれをまっとうできるのか どうしたらそこに行けるのかってことだけ考えて 行動していれば良い。

つづいていくこと

鞄を買いました。 靴も買いました。 最近考え続けているのは、『続いていく』ことで、こんな風に鞄や靴を買っても、そういうことがしんしんと感じられます。 5月から始めた仕事は、私の普段の服装とは違う、いわゆるオフィスカジュアルに近いかたちを求めら…

原始先端

プリミティブを 当たり前を 単音を さりげないものを 続けて積み重ねて繋げて繰り返して そうして辿り着くところに 興味がある。 いま。 変哲ないものの特化、 さりげないが故の遠さ、 繰ることで行ける場所、 隣にみえる10年先。 どんななんだろ。 わくわく…

ぐるぐる螺旋でブラッシュアップで

ぜんぶ続きがある!とは言わないけどさあ したこと逢ったこと在ったこと遭ったこと合ったことはぜんぶ実存で 価値がかわっても確かでパーツで そういうものぜんぶでできている。 だから体感に沿うのが(だいすき! 欲しい! すてき! って原始は嘘にならない…

『ぴったり』

わ、9000いっとる。 ありがとうございます〜〜 アルファベッ展の告知くらいしかしてませんが、描いてます〜 いまもパネルに紙を張る作業を粛々と…嘘です RAFVEN聴きながらうきうきと進めていました〜 もう27日だよ…祖父の誕生日です。朝か夜電話しよう。 さ…

一段階としての充足とこうふく(つづき が非常にたのしみ!)

今日は すごく時間がゆっくり流れてた。 療養、たっぷり眠った。 久しぶりに透明水彩にたちかえったら、ああここ最近の色とのすれ違いなんてなかったみたいだ。きらきら。美しく、満足のいく、願って望んで思い描いた通りの色。逢いたかった色彩。するすると…

『そこへ向かう』

目を瞑ったのはどこのどいつだ 白い空に雨 雨 雨 あるものもないようなもの いることはふれられないもの みえてるものを ちょっとずつでも形にしなきゃ なくなってしまう 外堀に目をこらして たどたどしい色鉛筆でなぞる 辿り着く港は運任せじゃなくて 希望 …

『“女性は大切にしなくてはならない”』

“女性は大切にしなくてはならない” って想いが、いつのまにか当たり前のように深層意識にあって、なるたけそれに沿うてきたとは思う。 どうしてこんな感情があるんだろう。 慇懃だったり過剰だったりフェミニズムともすこうし違って、ただ言葉通りに “女性を…

『ほんとう』

ほんとう は口にしない ほんとう は口にできない 芯からそのものであるなにかは 形にしようとした瞬間から歪む。濁る。ざらつく。世俗に身をやつす準備をしてしまう。 ほんとう は対人に(社会と呼んでも良い)場を移した場合 損なわれてしまう。 夢や野心や…

登頂(満月)後の満ちた ゆったりと踏みしめるかんじ

良い感じになってきたよ 予測できないかんじ たのしい未来がまってるかんじ 紺に上乗せた ピンク。 ローズ コーラルレッド 良い予感を描く なんだかきっとだいじょうぶだ って気がしてきた 出逢うべくして出逢ってる 熾るべくして 重ねてる 眠る きっとすば…

インディゴ 激情も連れ去ってよ

きみはここには来れない って何度も繰る。 きらきらが足りないぜ 青の底 (だいじょうぶ もっといける) 軟弱 意固地というか 最早宿命な くるしいのもたのしいのもすてきなのもしんどいのも業滂沱でばかみたいで 繰り返して それでもやめられないし 変わり…

シェラザード

シェラザード。 千夜一夜物語をきちんと読破して、彼女の名前の絵を描きたい。

気勢

張りつめているのは いつもいつのまにかで 毎日の隙間を縫って、いつもいつのまにか。 切迫も不信も、手を振る岸辺は数あれど 帰る港のないように、寄る辺ないことも。 感情の千々も横暴も逼迫も軋みも、どうしたって手に負えない。 海外の小説が 無性にほし…

月齢15、新じゃが

長崎の新じゃがを煮ている。 煮て、どうするか考えてないのだけど、煮ている。Menozのシングルを飽きもせずに聴き続けている。 ヘッドフォンをしたいのだけど、ぐつぐつが聴こえなくなるから我慢している。 堪え難くかつ口外しがたい感情と みんなどのように…

たった一件のメールでこんなにもうれしいこと

いつぞやのごはん。 携帯派にやさしくないですね。 もう薔薇の季節です。薔薇園に薔薇屋敷にバラフェスに行きたいです。 薔薇薔薇しい。 目が痛い(↑)(字)。 (現 携帯待ち受け) 今朝、昨夜あげたブログを読み返しながら、友人のことを考えていたら、そ…

『きみはここには来れない』

(経過・過程・内層) 随分 私は 単純だ。 知ってる しってる。 それひとつで良いんだ。 ヘッドフォンの外殻 紙の上 絵の具と並行 筆の先 色の奥。宇宙か 深海か 秘密基地か 洞窟か 部屋か 瞼か 聖域か。(言葉が定義する)(慎重に推し量る) 不穏 固執 不…

戒律と

まったくもって儚いこと 決意・断絶・取捨・喜悦と煩悶 捨てたつもりもなくしたつもりも 嘘とおんなじだ 『この景色をみんなにみせたいんだと思う』 といった彼女の言葉は それはもうまったくその通りで 私の一部も そういうことがしたいんだろう どうしたっ…

パーフェクト・エッヂ

丸が 容易で 幼稚で 安易で 安直で 万全で 好かなかった。 日日日(あきら)さんの本。 アンダカのこの巻に『王球(パーフェクト・エッヂ)』てのが 出てくる。完全なる鋭利。 作中のパーフェクト・エッヂの姿は完全な球体。 真円(球)がしんじつの鋭さ。 …

ぎりりと理性・自制・微生物みたいな知性

ひどくみっともない理由だけど 捨てたくない感情を理由だというなら 私の絵にも『メッセージ性』はあったんだ。ずっと。くだらない、ひとりよがりの、粗暴な理由だけど。 昨日はきっと たくさん嘘をついた ひとの口からでる質問は 自分の望みとかけ離れてい…

『女なんて案外安上がりでね、惚れたお人のそばにいられりゃ十分幸せなんですよ』

『刀圭』読み終えた。 江戸の人々って魅力的だ。 タイトルは引用。 これは終わってるのか? まだ続きの、道程なのか? 終わってるなら それはもうページが繰られないほんとうの最後なのか、章の終わりなのか、連作の中途なのか。 続いてるなら いまどのあた…

『強運の裏側』

(メモ。2011/4/6のTwitterから) 『失楽がもっとも 詩的なのかもしれないね。かき乱されるなにかと、それにまつわる自我を唄うのが。』 『すべては現象で、私は微細で個性の薄い装置のひとつに過ぎない。』『表層の下のなにかに いつも 不意に 手が届きそう…

『泣けないことに泣いてしまう自分へ』

褪せたり、消えたり、掠れたり、するんだろうか。 『泣けないことに泣いてしまう自分へ』 おじいさん。

のらりくらりの死亡

すこしは 平気になったと思ったんだけど 私はまだまだ平々凡々で まだまだ未熟で まだまだまだまだだなあ 飄々でいたいから のらりくらりじゃないんだよ呑み込むのは うまくなった筈だ素敵で不敵で無敵で やわらかいラグの上の いかした夜なのかい 驟雨と 高…

『すごいとすきと、すてきはちょっとずつ違う』

『すごいとすきと、すてきはちょっとずつ違う』 『ペンギンは空を飛び、風船は鉛のように落ち、泉には虹が湧く』 『聖杯に墜つ』 『ぼくはカウボーイ、おじいちゃんは保安官ね』 タイトル候補。 3番目は没かな。4番目は要改良。 ああ絵描きたい。 胡粉のよう…