パーフェクト・エッヂ
丸が 容易で 幼稚で 安易で 安直で 万全で 好かなかった。
日日日(あきら)さんの本。
アンダカのこの巻に『王球(パーフェクト・エッヂ)』てのが 出てくる。
完全なる鋭利。
作中のパーフェクト・エッヂの姿は完全な球体。
真円(球)がしんじつの鋭さ。
それらしいものをそれらしくつかうこと がやっとすこぅしできるようになったのかもしれない。
知らなかった自分を知れたんだ。
掘り下げて解体するにはつらいけど 筆に任せることはできた。
ぐらぐら。
2009年のコーサ・ドルチェ。
ドライマンゴーにクリームチーズ、黒胡椒。
壁にクラフト紙、マーカーと暗闇で踊る。
私の深淵。
深夜の部屋。
自由と不自由、自我と世界の同一と同化と矮小と。
蝋燭。1/Fの揺らぎ。ピンクノイズ。
これが良い
あれが嫌だ
君がすきだ
それは嘘だ
私はなんだ
そう喚くしか術がないんだ いまは
いまは 今は ってすがっても いつかがあるかわからないから 安寧も安心も安堵も安楽もこわいんだ。いつか なんて 絶対じゃない。
丸。
内包なのか 閉鎖なのか 全体なのか 側面なのか 得体のしれないものを きっと描いてる。
丸。
◎