ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

考えごと

物欲のゆくえ

今日、こんなスポンジをみつけて思わず買ってしまいました。 置き場所にもなるので実に秀逸…! 洗剤がみどりなのでムックは断念した。 この間覗きにいったら、狙っていたマンドリン(めっちゃかわいい)がなくなっていました。 出西窯の皿を買います。うはう…

おじいちゃんとおばあちゃん

おばあちゃんから年賀状がきた。 それって毎年のことだし、あ・おばあちゃん。って何気なくめくった。 おじいちゃんは一年前に亡くなって、私は命日を覚えてない。誕生日も、覚えてない。 それってひどいことだ、と思う人がいるだろうか。 (いると仮定) も…

神さまになる友だち

神さまになる友だちがいる。 10コくらい年上の、いつもにこやか朗らかの友人は、たまに神さまになる。 これは全然比喩じゃあなくて、もうなんというか伝統と(playよりもprayな、遊びよりも余裕な)あそびをもって、神を模す。 神出ずる国なんて、呼ばれるそ…

百万遍の夜空

プラネタリウムが欲しいな 防水で、廻るやつ。 眠る前に ベッドのなかで、 お風呂をくらくして、 深夜1時の部屋で、 きらきら煌めくスイッチを入れるだろう。 何百遍も。 誰かを思い出すだろう。 何かを思い描くだろう。 嘘の夜空でも 私だけの夜空だから そ…

思い出話

まだ今年は逢っていないのだけど、10年来の幼なじみがいる。 (この場合の10年来は、10年とすこしってこと。小学校からの付き合いだ) 彼女はうちの近所に住みはじめて1年強くらいになるので、すっかりこっちの生活にも馴染んで、ちらほら逢ってなにかを食べ…

実家の、存在が全肯定される、『ただいれば佳い』感覚はすごいなと思う。宗教の目指す終着ってあれでしょう。

夕飯にお餅を焼いていた。 父から電話がきた。 数分後、私は「お餅が焼けたから食べていい?」といって暗に終話の提案をした。 電話は一旦切られたし、たいへんおいしくお餅と、大根と豚肉といんげんのスープ(塩味鰹出汁、風味はごま油で、桜海老を散らして…

『交響曲第九番ニ短調作品125・合唱つき』

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、『第九』。 今年も聴いて参りました!^^ 去年からはじめた12月の恒例事物、オペラ(メゾソプラノ)の友人とふたり第九!^^ チケットはもう、プロにおまかせしてしまって(笑)間違いないというすてき予定。 去年…

おなじこと/きらいじゃない

またまたたくまに今日が終わってしまって、 寒さに肩をはっていて、つかれている。 足りないたりないといつも思っている。 また今日が終わって、あれができたあれができないと似た問答ばかり繰り返している。 手を伸ばすも手を離すもおなじこと。 望みに従う…

そこに行きたい

先日対談をしてきました。 はじめての対談。 雑誌の対談やなんかがそこはかとなく好きで、気が向くと好んで読みます。 余裕のあるときに新しい考え方に触れたいなってゆるめに目にしたり、つかれているときにだらだらと読んだり、ごろごろしながらさらっと読…

絵が売れること

きんいろは 元気がでる色。だめなときも。いいときはもっと。 絵が売れることについて。 絵が売れる。おおごとです。 絵を売って糧にしていきてたい人間なので、おおごとです、もなにもないんですが、おおごとです。 以下私見。 絵が売れるってことは、ただ…

音楽と絵

絵描きと音楽人は相性良いと思ってる。 なんてったって話が早い。 「限りなく類似ででも決定的に違う、尊敬するけど競争しない」、最高の組み合わせなんじゃないかといろんなひとと話していて思う。 どっちもやるひともいるけどね。 私にとって音楽人はだい…

最近あんまりブログをかかないわけ

タイトル。 なんだかくだらないことを書いてるなあ こんなん言ってないですること(家事やら制作やら)しなよ、 と思うのです。 言論思考は行動に劣る。 というのが最近の主幹なのかも。 でもこうして 書くんだけど。 思いをつらつら連ねるのはすきだ。 ふう…

その四つ足と世界をつづりつらねつづけてくこと

それは悩みというか 甘えたかったり、休みたかったり、ぐずぐずとしていたかったり、そういうことなんじゃないだろうか。 最近つよく思うのは、不調や問題や先送りは、甘えや怠惰からきていて、実際やり方がわからなかったり、時間をつくれなかったりってこ…

ことばあそびのこと

ときおり不意に、言葉を吐き出したくてきれいな言葉で感情を囲いたくてたまらなくなる。 ここでいうきれいな、というのはうつくしい、だれからも好まれる、やさしい、楽園的だ、という性質のものではなく、完結している、言葉に色と性質が備わっている、そう…

その進化はなんだったのか。

ナマケモノ。 怠けているわけじゃない。 チーターみたいに速くない。 ゴリラみたいに力もない。 ライオンみたいに強くもないし、蛇みたいに毒もない。 蟻みたいに蜂みたいに、数でも組織でも生きていかない。 うさぎみたいに気付けないし、ガゼルみたいに逃…

本質以外にみるとこなんてないじゃない

本質をみるんだねって言ったけど 本質以外にみるとこなんてないじゃない それはきっと賛辞だけど ほかにみるものは見当たらない すべては本質と至る標のどちらかだ と 別に怒っているわけではないのだけど喧嘩腰 まだ描いていた余韻から戻れていない あまり…

真っ赤な回転式電話

そのために休んだんだけどさ あんまりにも自分に甘いので今日は灸。 行きたかったけど…自重。 22ナインスパイスは行く…! きちんと立っていないとさ 真摯に惚れ込んだひとたちに 逢わせる顔がなくなっちゃうよ 今日はほうじ茶をいっぱいのんだ◎ 良い色でてき…

さるすべり

さるすべりみたいな夏だった 高校時代からの文通相手から ひっさびさの音信! うーれしーー! びっくりするほどうかれてしまった。疲れなど吹き飛んだ。 も、ほんと屈託なく「男友達」って 合意もとらずに確信もっていえる、既知。 きっと一生の友人で、距離…

羊界のルール

甘さと愚かさが 自分の前をひらひらしてる 飛蚊症でちらつく光みたいに 無視できないのでまた愚に堕ちる もうちょっとクレバーにならんとなあ とりあえず 口を噤むことを思い出そう。なんだかずっと口が軽く卑しくなってしまった。醜い。 今月末の予習に 「…

ハートに目があるあれみたいな

目、口。あるいは目。これだけで、最低限顔が成立する。 認識が成立する。 フェイストゥフェイス、実存の二、観測者と対象。 顔があることで二者存在の構図ができる。 最低限の目をいれるってことは みせる意思表明、招き入れる気持ち、玄関マットのようなと…

ファンタジーを信じるおとなのための(あすのめのず)

ブログ 昨晩と今晩で三件ずつって 偏ってますね もうしわけない いつもみていただいているかた ありがとうございますー いつのまにやら 11110HITですって。惜しい! ありがとうございますー 明日は 今月いちばんの 夏にきっと心地よい幕をひいてくれる たの…

迷い込む者と親しき者と惹かれる者だけの

今日、久々に中学・高校時代の友人から電話があって、おおひさしぶりー、なんて。 「牙がそがれちゃったかんじ」らしい。 高校卒業したてくらいのころ、私はある閃きを妄信していた(いまでもそれは間違いないと思ってる)。 根拠が自分に依らない自信の話で…

未熟の周回

いろんな外側のなかに ほんとうがかくれてる。 いつのまにかとぎすまされた 知覚が内側をしる。 そんな質問 めんどうだ そんな感想 くだらない 内側だけあればいいのよ って タイプだ意味だ 理由だほんとうだ 名前だ関係だ ってその固執 失楽が詩だ 言外が愛…

呑みこむ

いつからそういうことを言わなくなるんだろう?

なごやかと いいねボタン

金曜都内とうってかわって 「どこ〜?」ってくらいののどかさ なにしてんの私w とちょっと面白くなる。 なごやか…。 今年初かき氷! 犬サミット。 だれかと話が合う合わないっていうのは 話がうまいとか華麗な言語感だとか 聞き上手だとか相づちのヴァリエー…

吉報

星読みは生粋の星読みだったし、真実の予言者だった。そして果てない大嘘つきだ。 いまもそれは変わらない。 「吉報だぞ」 あるきつづけたふたりは丘で休息をとる。 すっかり夜になっていた。 空いっぱいの月をみて、丘のてっぺんで、星読みは2にいった。 ま…

片時も離れていたくないなんて、まるで恋みたいだ。

片時も離れていたくないなんて、まるで恋みたいだ。 まるで中学生か高校生のときみたいに本を読んでいる。 だいたいは、二日に1冊のペースで、7月は18冊読んでいた。 昔読んだ本、昔から気になっていた本、ずっとすきなシリーズの最新刊、すきな作家の読んだ…

スロースターター

随分かかった。 帰省して 何十冊の本読んで 大きいライブひとつ、ちいさいライブたくさん もう作り手のいない茶室 当時の価値で二億円 水琴窟 賑やかしい祭 売り子 地元の物産を売る 350本のソーセージを焼く こんこんと眠る日 美術館。美術館。美術館。クレ…

『夏の空に、狐の嫁入り』

もうねむたいんだけれど ね 感情さめやらぬうちに 日常に彩度がくすんでしまうまえに。 Menozの ライブ。一ヶ月ぶりくらい。 拍子をとるひかるちゃんの足の右親指とか やすともさんの鍵盤の上で繊細に浮いた掌だとか きれいで安定しているので 安心して聴け…

日が経つごとにすきになっていくものもの

4日ばかり故郷に帰っていました。 桃、すいか、きゅうり、そうめん。 朝霧、炎天、雷雨、薄暮、星空。 広い空、神々しくさえ在る山、ひとびと、水辺、むせるほどの緑。 蝉。 初夏とはいえ、これ以上なく夏で、 帰る度殊更にうつくしく得難く思えて、 さして…