2010/4/26 太陽の塔
立体作品ということは
多方向からの視点を想定しているということで
死角があっちゃいけないってことだ。
見上げた ラインは
ぐるりをまわっても、寝転がっても、
どこからみても、《太陽の塔》で、
空を切る 圧倒的物量とライン。
ひとりのひとがつくったこれは まだここに立っていて、
見えない範囲も 作りこまれて 完成された作品で もはや制作というか工事。
岡本太郎はきっと
あの上、
柵の中に立って
見渡したはずだ。
左右の視界の端に入る、《太陽の塔》の腕。
自分がつくった 新しい視界と視点、世界。
《太陽の塔》には 物量の他に、きちんと色とディテールもあって、
あれでなくてはいけなかったんだ・いけないんだ。
悠久を見た。
世界と歴史につながる表現。
ひともまばらな曇り空、《太陽の塔》観賞にはもってこいでした。
大阪行って良かった。