ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

自分だけ知ってる全部

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4/23zootopiaを観てきました(公開日でした)。
Twitterに書いた真面目な感想。

『zootopiaの真面目な感想を書くと、極寒から灼熱、薄暮から宵闇、太古の密林から現代機器、ふわふわから光まで、あの映像美を完全に生かし尽くす環境と状況を溶かし込んだ見どころ駅にしか停まらない、心理も差別も挫折も犯罪も満載の、希望行き現代表現最新特急だったよ…!! だいすき』

MUもそうだけど、人間が一切出てこない別の生き物たちの街とか、文化も見られる作品が本当にすきなんだと思う。
zootopiaは何回も観に行きます。本当にすきだ。
朝からずっとそわそわしていたんだけど当日に観に行ってよかったなあ。時間の都合で吹替だったのだけど、次は本命の字幕。たのしみ。
ストアも映画館もゲームセンターもグッズたくさんあった。


帰ってからは返却の迫っていたヘラクレスを観て、眠ってしまって朝続きを観た。
ヘラクレス今まで観たことがなかったのだけどなんとなく思っていたよりずっとポップなカラーでずっと3D感があった。ファンタジアの精霊たちのカラーだね。ゴスペルの神話がたりからヘラクレスのシーンに移行するときの茶ベースの壁画調平面画がすきだった。
昨年の秋のシーのヴィランズ・ワールドで賑やかな冥界を歌うハデスが気になって観たんだけど、本作では冥界は暗くて怖くて救いのないところだったから、あれはパーク仕様の解釈だったのかな。ヴィランズ・ワールドのショーはすべてが最高だったよ…。


ヘラクレスのあとは久しぶりのお姉さんの友人と合流して温浴施設でのんびりしてきました。
温泉、岩盤浴、温泉。
お肌が最高のパフォーマンスをみせて、ずっとこうだったらいいのになあと思った。ずっと触っていられる。つるんつるん。
フィジカルの解放感がメンタルの解放も誘発して、体温も上がってぼんやりしてるのも相俟って何にも考えられないくらい頭空っぽになってた。温泉はすごい…。

そのあとはじめてアウトレットモールに行ったり、そこで新築祝いを買って友人夫妻の家に行ってみんなでごはんを食べたり、髪を切ってと言われて大人の人の髪を30cm程も切ったり、なんだか盛りだくさんで、でもどこかゆったりしている休日らしい休日でした。


誰もが誰かの視点では物事を認知できないので、どんなに状況や感想を共有しても人生を追体験することはできない。
どこかで生まれてどこかで育ってどこかで生きて、記憶しているか否かに関わらず、その全部を経験できるのは自分だけなのだなあと思います。誰しも。

こうしてつらつらと在ったことを書いても、その全容、例えば映画館の座席とスクリーンの配置から見える視界の範囲だとか、お風呂で寝転がりながら白い空を背景に葉裏の葉脈をみていたとか、そうしながら考えていたこととか、会話の全部やニュアンスだとか、そういう全部に全然至らない。
最近はずっとそういうことを考えています。