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ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

【「そのとき隣の世界では」展示作家紹介】丸山潤

 
静かな混沌。
 
 
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【丸山潤】
 
 
今回の企画が発生した背景は、彼の存在なしには語れません。
 
少し自分の話になりますが、
私は色を愛するがあまり、「色遣いのの好きな作家」というのがいないのです。
部分部分での煌めきに愛はあっても、断然この人になら色を託せる、というひとには、ひっくり返ってもそうお目にかかれません。
それがはじめて、丸山さんの作品で、「もう本当に良い色ばかりをつくるなあ!」と感嘆したのです。
それはひとえに、
丸山さんの作品が、「線描」と「コラージュ」のタイプに二分されるからかもしれません。
「線描」では、白の用紙に黒のインクで花や無辜の生物を書き連ねたモノクロ作品(おそらく人間のいない世界。以前そのお話をした際には、「たぶん、魚くらいまではいると思います」と仰っていたので、原初か平行の世界)、
「コラージュ」では、自分の作品やその色の切れ端、雑誌や包装紙までもを素材にした、色の洪水たるコラージュ作品をそれぞれ作っています。
丸山さんの制作頻度は凄まじいもので、そのエネルギーが、色彩のない世界と色彩のある世界に振り分けられているので、それぞれの秘めた熱量と密度たるや、すばらしい混沌を呈しています。
そのひたひたと足元から充足する色のちから、みたいなものが、私はとてもすきなのです。
 
  
そんな丸山さんも私のつくるものを知っていて、好いていてくれたようで、
いつかの展示の折りに話してみて意気投合、
以来展示を行き来して作品を観、何度かの会話を経て、私の中には「丸山さんの作品と隣り合わせてみたい」という気持ちが固まっていました。
  
個人ブースは隣合っておりますので、それぞれの「色彩感」、ぜひ見比べてみてください!

そして今回。
丸山さんと私の作品を渡し合い、それを素材に作品を作っております。
個人ブースとは別に、共同制作ブースを設けています。
どちらのものでもあり、どちらのものでもない作品、
表現の新地平、ぜひご覧にお越しください。


 
 
丸山潤さんの作品はこちらから↓