ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

その四つ足と世界をつづりつらねつづけてくこと




 
 
それは悩みというか 
甘えたかったり、休みたかったり、ぐずぐずとしていたかったり、そういうことなんじゃないだろうか。
最近つよく思うのは、不調や問題や先送りは、甘えや怠惰からきていて、実際やり方がわからなかったり、時間をつくれなかったりってことはそうないのだ。
誰もがそうかは知らないが、私はただただ 懶惰で愚劣で脆弱だ。
常にある叶えたいことやりおおせるはずのことの30%もこなせない、肉のある身は精神論のみでは語れないし動かせないというのは勿論そうなのだけど、行動の理想に反して あまりにもなにもできてない自分に愕然 その反面仕方ないよね、なんてちらりと覗く怠慢は、わたしがいちばん知っている
それは悩みというか、甘えなのだ 甘えたいんだ だらだらとしていたいんだ
行動の(色の線の紙の)快楽も勿論知っているし浸っているけれど ただなにもしないあの時間の贅沢だって 無為の背徳の快楽だって 私はだいすきなんだ 抱えていたいんだ
 
やることなんていつでも判ってる
役目だっていつでも与えられている
 
 
周期で来る不具合も、弱気も懸念も不安も懶惰も、なくせるものではないのだけれど、
ただ意志が弱い 情けない だらしのないだけだ
一生かかっても描きたいものの何割も描ききれないだろう
したいことの何割もしおおせないだろう
 
 
やらなきゃいけないことなんて簡単だ
みないふりをしたいだけだ ぐずぐずしたいだけだ
糧を得て 生を保って 体感に従って あとはただ 描くだけだ
それだけ
それは悩みというか、ただの脆弱。 
  
 



  
 

来夏の個展は 彼らの庭にしたいなあ。
世界を孕んだ四つ足の獣。
来夏までに、心変わりするかもしれないけど 大きな画面たくさんに 彼らとそれぞれの内包する世界があるのは とってもすてきでたのしいかもしれない。