ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

『名和晃平—シンセシス』 『世界報道写真展 2011』

 
 
土曜日。6月くらいからずっと気になってた展示ハシゴしてきました。
東京満喫。おっきい美術館ばしばしある土地ばんざい!

片方は会期終了間近ですが、合わせていくと既存概念べっこべこに変形・変容・衝撃受けること必至なので、ぜひおすすめしたい。



東京都現代美術館・『名和晃平—シンセシス』
http://www.cinra.net/news/2011/05/01/101349.php

 
 

こんなにお金と手間かかってる展示ってすごいなと←
フライヤーつやつやだったり マップの表紙種類変えて刷ったり 照明を部屋によって変えたり あとは作品の素材がすごい(とくに最後から二番目)。

『現代アート』を感じるにはほんとどんぴしゃな展示なんじゃないかと。
森美の『小谷元彦展 幽体の知覚』といい、無彩色プレーンな立体作品の多いこと。
現代人の深層知覚にそういうものへのシンパがあるんだろうかー 現代作家が『流行』をくみとったりつくったりするものならばね。
掘り下げたらいろいろ在るんでしょうが、発想に感心・すごい作品をみたい ってだけでも行く理由になると思います。すごかった。
8/28まで。


常設展の1Fの右の部屋、ピピロッティ(ペペロッティ?)さんの映像室は ぜひ入って体感してほしい! 激推し!
 
 
東京都写真美術館・『世界報道写真展 2011』


時節ですね。今年もたのしみにしておりました。ああいたかったすごいいたかった…。『自然』の部のトリなどが私の救い。
写真の写真たる意味、写真でしかできないことをまざまざと体現している展示。『事実は小説より奇なり』の発現。
この写真がどこかで撮られたんだ、ということを思うと…。
嘘みたいな、まるで絵みたいな、そんな月並みな形容詞しか落ちませんが、激震必至。
今回は東日本大震災の特別スライドショウも組まれておりました。

 
入ってすぐの、『アート&クリエイティブ部門 単写真の部 1位』の、
コンゴ共和国の、町でチェロの練習をする女性の写真はぜひみて欲しい。


選り抜きも選り抜きでしたー。 



告知のポスターはフォント・配置ともに去年の方がよかったよ!!!
各、大人1100円と800円(上から)。ほんとおすすめ。