贅沢な国
久しぶり。
これは大抵の場合、観に来ようと思ってここにくるものではなくて、渋谷近辺にいて、とても観たい気持ちのときに観るもの、そしていつでも観られるものだから、随分久しぶりにきちんと観た。
渋谷には何度もなんども来ていたのにね。
シリアスなのにとてもPOP。
こんなものがぽんと首都の周知の駅の狭間においてあって、ここはなんて贅沢な国なんだろう。
待ち合わせまでぼうっとみていたので、連絡が来て驚いてしまった。
あんまり圧倒されるのですぐにぼうっとしてしまう。
すごいものはいつもすごい。
すてきなものはどんなときもすてき。
そんな揺らぎそうなことを確かにみせてくれるのが「芸術」で、それがあるなら掴んでいられる気持ちがうんとあるんだ。
そういうものをたくさん知っている。
そういうものをつくる人もそれなりに知っている。
或いは私も誰かのそういうものかもしれないけれど、もっと高い精度で、もっと確かな硬さでそうあれたらいいな。もっとちゃんと明るく。
最近はとみにそういうことを考えます。
これはたまに飲むことができる、JRの自動販売機にのみ享受される贅沢です。
JR路線に乗ることがあったら買ってみてください。おすすめです。生りんご。
もっとあちらがわへ。
今日はとても佳い日だった。がんばる。