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ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

2012-9-8 「チーズサミットvol.2」での THE VILLAGE @下北沢ERA





一昨々日の晩だったろうか、
友人に綴る手紙の中で考えていたこと。
 
なにがしかの表現を日々の生業としているひととは、
面倒な前提、暗黙の了解、求められるであろう態度、そういうものをすり抜けて本題や本心、本音や正直から話せるからいいなあ。話がはやい、心地好い。
ステップがシンプルでうつくしい。
 
そういうものと、それから2日の醸成からか、
先述の誕生日パーティの、その合間に抜け出して向かったライブハウスでの出来事がつながって、
存外鍵だった、
と思ったのが昨夜の湯船でのこと。 

新しいことが思考に結実するのは時間がかかるもので、
当の夜の私はそんなことにも気付かずに、
ライブペイントの開放・自由の余韻と、
生音・演奏・すきな楽曲にただただ浸ってたのしんでいたのだけれど。 
これはここに書き記しておこう。 
 
   
 
さて。
先日の土曜日、吉祥寺のパーティを抜けて下北沢にライブを見にいった話。それにまつわる考えごと。


 
2012/9/8(土)
下北沢ERA。 
「パルメザン」主催の「チーズサミットvol.2」という企画ライブ。
お目当ては THE VILLAGE。
村。 
 
 
井の頭急行のおかげで、なんとか音合わせ前(直前だった)にたどりつけた私。
チケットを買ったらベビーチーズをもらいました(カマンベール!)。 
エントランスで遭遇したしょーまさんに「丁度今からやで」と言われたのでチーズはとりあえず鞄におしこんだ。ドリンクもあとで。  
階段登って視界を求めて人ごみ抜けて、最前に謎のエアポケットがあったのでそこに収まる。あれはいつもあるけどなんなんだろうね。不思議だ。

 
「ミッドナイトグラスホッパー」からはじまったこの晩、
端的に言ってしまうと、機材トラブルがあったのだった。 
 
ちょっと曲順とセットリストの記憶が曖昧なんだけど、
おそらく1曲目終わりに、
ベースが鳴らなくなってしまった。
その間、まる1曲分くらい? 

その場にいた誰の予想よりも長く、ギターとドラムのデュエットが続く。 
しばしの無言劇、一挙に集まる視線。
パルメザンのベースのひとがベースを手渡して接続、ことなきを得て継続。

 
それから4晩、
なにもしなければなにもないんだ・とはたと思ったのが昨夜の湯の中でのこと。 
 
交われば齟齬が生じる。
齟齬はときに傷になる。
でもそれは、ひとりじゃ行き着けないところだ。
腕が掌が指の先が描く円の先、及ばなかった範囲をかいま見れること、触れえること。
キャパシティ以上に手を伸ばさないと喫水線を超えることはできないように、
単体でしかない自己の外に可能性がある。
芽や要素は内部にしか見いだせなくても、光や水や土壌や時間や刺激は身の外にある。
 
そういう、行動や他人や時間や事象がないとおこりえないもの。
 
人々が育んでいくもののなかでも、こと成長のきっかけは、自他問わず見え辛いものなのだけど、
土曜日の THE VILLAGE の機材トラブルは、随分可視的だったように思う。
これがきっとある種の体得・理解・変調・練磨・進化のきっかけなんだろうな。
と、翌々翌日くらいの湯船で思ったのだった。なかなかないものを見れた晩だったんだろうなあ。
 
トラブルを経験したバンドは、次のトラブルにはより鮮やかに立ち回るんだろう。
だったらそれってなんて羨ましいことだろうか。
滅多にあることでなし、茶飯事の微々たる変化・日々に起こる肌の下の変容と違って、
まるきりの判りやすい、誰の目にも映る(それ故影響力も意志も大きく作用する)度量の試練。
 
視線も交わさず自在なアレンジを弾き・叩きこなして繋いだしょーまさんと元気さんも(これはプラス1曲分聴けたようで嬉しい誤算)、
慌ててはいるのだろけど傍目に無様や動転とは遠く、なんとかしようとしてるsageさんも、すごいなあと私は思ったのだけど。当事者だと口惜しいんだろうな。
もし私がライブペイント中にペンもインクも鉛筆も使えなくなったら、
調達しにいくしかないからなあ。場を外さなきゃならないし、高揚も断ち切られるし、焦るし、憮然ともしょんぼりともするだろうなあ。たぶんそんなふう。場数…。
バンド力、みたいなものってすごいな。信頼ある結びつき、無言でもサポートにまわれる理解。総合力。スタートもゴールも全員だ。
絵描きだし、一人の表現でもやりきれないくらい、現状でもまだまだ余地だらけだけれど、
バンドのあの結びつき、あれは数々の良いライブみるごとにただただ羨ましいなあ。笑 
良い夜、良いライブだったっ!
今後もたのしみになる(きっかけが判りやすく見えた)ライブってラッキー過ぎ。たのしかったー。
 
うーん。
私もがんばろう…(-ω-)
こもりすぎも良くないね。カム、トラブル! ごめん言い過ぎた。
次回記事では展示告知します。10月と11月。真骨頂ご覧あれ。
 

 
関わり・交わりは大切だ。
ふわー、私もがんばろう…ほんと周りに一心なひとが多くてすてき。感謝かんしゃ。バタフライエフェクト!
 
次回村観覧は、いまのとこ遠すぎる予定しかいれてないので、また近々生でみたいなあ。パラレルワールドガールフレンド聴きたい。
あ、そうだ。
今回のライブはそんなことがあったので、
巻き返しに満ちていて、後半非常にかっこよかった! いままで見たことない類の勢いと力強さ。これはトラブル冥利(^ω^)
特に「Brand New Bohemians」がよかった。いやー、この日行って良かった。ライブたのしいなー。
 
VILLAGEは誰の目にもわかりやすい格好良さ、
シンプルな共通言語。というかんじ。英語みたい。
夜と闇をおもしろくする、翻る人口光。黄、紫、オペラ、シャドーグリーン。
酩酊して意識の薄いひとでも、無意識に明るい方にむかってしまうという、そういう明かりに似ている。
どこかの土地で昔から語り継がれてきた物語を、交わりのなかった他言語で訳した・或いは新装版にした、布張りのハードカバー、分厚目の翻訳文庫。芯があり、削ぎ落とされている物語。
そんなかんじ。

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(おそらく)2012/9/8 のセットリスト
1 ミッドナイトグラスホッパー
2 Devil's DISCO
3 Swinging Pop
4 Going Under Ground
5 Brand New Bohemians

2〜4が曖昧! たぶんあってる…たぶん…。


THE VILLAGE 
公式HP
http://topic.thediscovillage.com/

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