ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

世界報道写真展2012

 
 
毎年恒例、
世界中で撮られた一年間の報道写真を厳選した、
各国を巡る写真展。
 
これだけは毎年欠かさず観なければ、
という責務のような気持ちにも、
また細胞震えるような衝撃に立ち会いたいという欲求もある。
 
恵比寿ガーデンプレイス、日本で唯一の写真のみの美術館、東京都写真美術館
今回で55回もの開催になる『世界報道写真展』に、
私が行くのは3回目だ。
 
 
2011年の一年間に、地球上で撮られたたしかにあったことが、
10万点の写真の中から選ばれて、
いまここにあるそう。
(東京には6/9〜8/5)
 

絶景と、瞬間と、悲嘆と、災害と、血と、恐怖と不安、激昂、
祈りと、連帯と愛、休息と、人体のうつくしい線と、動物と業と、
肌が粟立つすべてがあって、
これが写真でしかないって事実に愕然とする。
 
世界報道写真展に行くと、
伝える、ということに集約した写真がいかに強いか、
いかに様々のことを知らないか、
こうして片鱗を知る機会があることすら、
いかに稀少か、を心底思う。 
 
 
また今年も灼きつけるように焼かれるように、みてきました。 
行けるひとはぜひ。 
 
 
http://www.asahi.com/event/wpph/about.html