ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

8月に7月の墓標をたてよう。

 
 
鹿児島で知覧茶の茶畑を見渡す。
島根で出西窯の窯元を巡る。
高知で南の蔵元にいき、年の新酒、あらばしりなど舐める。鰹も食べる。
 
 
おなかが痛くてつらかったので、
そんな妄想をして眠った。
ぜんぶほんとにしよう。 
 
 
7月ももう終わる。

 
ふたつ、
片をつけるべきことがある。

どちらももう、決まったようなものなのだ。
ひとつはこれからのこと。
もうひとつは、いままでのこと。
もう良いだろう、と思う。

7月が終わり、8/2に満月が巡ってくる。
不器用ながら正直を貫いた物事も、
もう潮時な気がするな。
8月に7月の墓標をたてよう。
未だ、
嚥下して消化できるようなものじゃあないから、
埋めてそっと離れよう。たまに生花と、密酒くらい手向けてさ。
何度も最期を見まがったけど、
やっとほんとな気がするな。
 
愚行も反省も愉快も幸福も、
なかったことにはできないから、
せめて区切りを墓標にたてよう。
 
なにより大事でいとしくて、疎ましくて呪わしかった。
もう大丈夫な気がするな。
うん。
ありがとう、とさようならを、傾いた比重でわけて、
8月に7月の墓標をたてよう。

そして、
もうひとつの決定のために、
たくさんの色を引き込んで、
この身を絵に沈めていこう。
 
 

いつだってなんとかなるし、
なんとか、するしかないよねえ。
さて。
夏もきっとあっという間に終わってしまう。
がんばるよ。 
 
 
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