ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

音楽と絵

 
 
 
絵描きと音楽人は相性良いと思ってる。
なんてったって話が早い。
「限りなく類似ででも決定的に違う、尊敬するけど競争しない」、最高の組み合わせなんじゃないかといろんなひとと話していて思う。
どっちもやるひともいるけどね。
私にとって音楽人はだいすきなのにそこにいけない領域だからほんとうに憧れる。
音楽と絵の、なりたちはとても似ているので、よく重ね合わせて考てる。 
  
 
音楽と絵、
外向と内向。 
 
こめた情動や感情や孤独や思い出や理想やなんかを外に向ける(音楽)と、
受けたさまざまを考えたあれこれを関わったきらきらを平面に作り込む内向形質(絵)。
結局自分からの産出という形骸と、ひとの前に晒してやっと報われるのは一緒。
なんだけど上記みたいな逆性質だと思う。
 
孤独の時間軸の違いかな。
音楽:孤→交流・交感
絵 :交流・交感→孤
というイメージ。
 
あと、共感の時間に齟齬がある。のは制作物全般そうなのかなー。
たとえばうれしい、たとえばかなしい、を込めてつくったものが、共感の冠を抱くのは、つくったあとの時間軸で、そのとき作者はその感情境地にいないんだけど、制作物が作者本体から分離・別離して、その色を内包している。絵のなかでそれは永劫かわらなくて、かわるのは受け止める側だけだわ。 
 
 
とりとめないつらつら。
ひた描く。