未熟の周回

　
　
　　
いろんな外側のなかに　ほんとうがかくれてる。
いつのまにかとぎすまされた　知覚が内側をしる。
そんな質問　めんどうだ
そんな感想　くだらない　
内側だけあればいいのよ　って　タイプだ意味だ　理由だほんとうだ　名前だ関係だ　ってその固執
失楽が詩だ　言外が愛だ　って　いつのまにかとらわれている。それは形式だ
　
　

雨雲を呼ぶ風を察知して　やっと気付く
ああ外側も内側の材料だったんだ　二点をつなぐ溶剤だったんだ　って

　

　
　　
描くことが現実で真実で結果で誇りで救済で足場だ
そうしない自我に　唯一に　なんにもありゃしないんだ

くだらないねめんどうだねって繰り返して　そしってせめてののしって　ベクトルはU字でぜんぶじぶんだ
　
落ち着きや確固やとくべつが欲しいと願う　未熟は
それがいまじゃないこと　時間と選択を幾重にも幾層にも重ねたいつのまにかなんだってこと
　
　
　
たったひとつでしかすくわれない　
　　
　

　
　
　
　

描くことだ！　歓喜と喪失と極彩と灰に酔って　寄って　依って