さくら咲く、さくら舞う、さくら散る
今週のお題「桜」
最近の考えごと。
わたしの『さくら』ってなんだろう。
溢れかえる、『さくら』って名前の曲。
普段花を愛でない人も、浮き足立つ季節。
遠く蕾だけの枝が、薄紅に霞む様子から、最後の一輪まで名残惜しまれる花。
なんでもない、つまらない地面が、桜が散るとそれだけで絵になる。
非現実。水玉。はなびら点描。
つむじ風とはなびら。
日本人は行雲流水や諸行無常って昔から言ってるけど
噴水よりも池や鹿おどしの民族だけれど
桜も 植物という性質より、流動体のような 流れ行く姿が心奪っているんじゃないかな。
きっとかぎりなく いきものに近いんだ。
桜、その一文字だけであでやかでしめやかで気配があるし、
絶対の群像のその姿は 白でも 桃でも 赤でも ないし。