したいことざっくざく。未来の輪郭。

　
　
大きな、おおきな絵を描きたい。
色と戯れたい。
望む画面を顕現させたい。
まだないものをかたちにしたい。
福生に帰ったら、おっきな絵を描いたり、一日ふつか引き蘢ってたくさん描いたり、ふらっと散歩に出たりする。
　
はやく帰りたい、のは、画面があそこにあるからだ。
　
はやくはやく、
思いっきり水を吸わせて、
思うまま色を重ねて、
みたことない色、
美しい世界、
みとれる森、
深海の深層の層の奏。
　
はやくはやく。
帰って、歪まない画面に、たっぷりの水と、生の絵の具をのせたい。
　
　
　
鞄一つで出かけたい。
山寺に行って、千段の階段を登りたい。
頂上でぼうっとして、風を吸って、寒いな って思って、すこし人恋しくなって、『山寺なう』って写真撮って呟く。
　
愛知にいって、いろいろな知人友人に逢いたい放題で、展示みて、愛知のあの無骨なふつつかな熱気を感じれるところに行って、
そのままどこか、知らない土地に、知らない県に、ふらっと。
　
　
電車に乗って、
二輪に乗って、
気まぐれに選んで、歩いて、覗いて、知らない場所の知らないひとに逢いたい。
身も知らぬものに触れたい。
色を引き出されたい。
　
　
鍾乳洞に、
海の見える温泉に、
寒々しい緑の竹林に、
畏るべき岩肌に伝う滝に、
根這い苔むす樹々に、
かつての道に、
清廉な空気の場所に、

　
行きたいなあ。

　
逢いたいひとも、
お茶したいひとも、
ごはん一緒したいひとも、
一献やりたいひとも、
のんべんだらりとしたいひとも、
手を繋ぎたいひとも、
一緒にでかけたいひとも、
絵の話をしたいひとも、
音の話をしたいひとも、
言の話をしたいひとも、
ただ話したいひとも、
いるよ。　
　

　
　　
私はしあわせものだから　したいこともやりたいことも行きたい場所も逢いたいひとも　ある。
しあわせもので　欲張りだから、もっともっと。
しかしねえ　こういう欲って　なんて幸福なんだろうね。
　
　
もっともっと。
もっと良い循環。
もっとたのしいこと。
もっと叶う環境。
もっと妙なる色。
もっと私で、もっと私だけに。
　

　
　
ずっとずっと善くなっていこうと思う。
ほしいことがいっぱいだ。
とめどない　幸福。
とめどない　欲求。
とめどない　連鎖。
欲して思考して行動して展開して転換して影響して反映して繁栄して煩雑に、複雑に、反射して、反響して、ぐるりと繋がって裏返ってでもそれはおもてで、笑えば良い。
とりまく、好感の、みんなが。

はやく　はやく。
行動することも　ほしいものも　するべきことも　描きたいものも　したいことも　いっぱいいっぱいだ。
キャパシティチェーンホール。
　
　
　
　
　
　
お茶を呑んで眠る。
眠りも　輪郭の素材。