ここで見たこと

絵描きのなんでもない日々です。トウキョー周辺。

ヒカリゴケとサボテン。孤独の話。

 
 
これが孤独か、というのはまあつまりいつもの絵描きとしての孤高の、あの絶壁に身を晒す風雨風雪のいたみではなくて、おそらくどの組織にも従事しないこの寄る辺ない状況がもたらす吐き気を認識したわけで、こんな気持ちの悪さははじめてなので対応しきれない。これぞまさに、私が死んでも誰も困らない、というもの、けして悲観ではなくて、悲しまれるのと迷惑をかけるのは別物ですというお話で、死にたいわけでも好意ゼロの世界に生きているとおもっているわけではない。ではなんなのかというと、いなくなったところで滞るものがないのだよいま世界に。それって、総毛立つほど恍惚で、足下はふわふわ楔も鎖もなくて覚束ない、とんでもない浮遊と剥離の日々で、重ねるごとにこの孤独は纏いをつよくするだろう。さながら現状は航路を見失った大洋の小舟なので明日のおともは『リトル・ターン』と『ロスト・ターン』と『LUNKHEAD』ですね。
 
 
リトル ターン ロスト ターン

 
 




 
 
弱っているよう。